嘘はそれなり。

今朝、小沢征爾のインタビューを見ていてすごい!と感動した。

子供のような無邪気さで仕事にのめり込み、音楽の素晴らしさを伝えるのが面白くて仕方が無い!ってようすが
ビル・カニンガムやホドロフスキーのようで
インタビューを見ているこちらも幸せになる。いい空気が感染する。
この無邪気な正直さって大事なエッセンスだなと思ったよ。

テレビを見てると耳が滑ることが多くて、最近見てるのが苦痛だ。
芸人や半端な芸能人のお為ごかしな嘘のにじんだ言葉が
本当に心に残らなくて、見なくていいや、聞かなくていいやってなる。(ひどい)
小沢征爾の言葉はそんなテレビの中で宝石みたいに光っていた。

アーユルヴェーダの中でアーチャーララサーヤナという若返り方がある。
それは善なる行動、思いであれということなんだけど
そこには嘘をつくな、というものがある。
もちろん嘘はついちゃいけないって
子供の頃から教えられますよ。
でも嘘も方便なんていって、生活の中で悪用してしまう。

でも、小沢征爾のごく当たり前のピュアさが
画面を通しても光って見えることに驚かされて
これって、生きていく上で
もっと大きく深い影響を
その人自身に(そして周りにも)及ぼしているんじゃないかなって思った。

嘘は侮れない悪影響が、きっとある。